2022/10/28 09:08
鱗片数10片前後
スペインで栽培されている品種で、「スプリング」と呼称される早生品種の中で白色なものがこう呼ばれています。スペインは、にんにく栽培自体が盛んな地域というわけではありませんが、日本が輸入する外国産にんにくでは、中国に次いでスペインが第2位となっており、日本でもシーズンになればスーパーマーケットなどで見かけることも多くなっています。
スペインといえば「モラード」と呼ばれる紫にんにくで有名ですが、近年では比較的単収のよいこのスプリング種を栽培する農家が爆発的に増えており、スペインでもメジャーな品種となっているようです。
スプリング種にはホワイト(白色)とバイオレット(紫色)があり、この品種はホワイトにあたりますので、名前通り外皮から薄皮まで白色をしております。
味としては辛すぎず程よい香りと味で、スペインでは伝統的なアヒージョをはじめ、にんにくとトマトを混ぜてすり潰したペーストを乗せたパン「パン・コン・トマテ」などに使われているようです。
調味漬けにしても程よく香りがうつりますので、オリーブオイル漬けにするのもおすすめです。